神戸市北区｜三田市の矯正歯科なら おかだ矯正歯科クリニック

衛生士のN野です。

実は私、日本が大好きで、海外旅行とか海外居住とかには一切興味を持たない＆持てないヒトでした。(今でも日本大好きは変わっておりません)
テレビや本で外国の風景を見るのは好きだったのですが、実際に行ってみようとは思えなかったのです。
学生時代は、「どんなに社会が英語を必要としても、私の人生に英語なんて不要」と言い張り、中学1年生の第1回目の英語授業の途中から、英語の授業を受けた記憶が一切残っていません。
そうなんです、居眠りの常習犯化しておりました。

ですが、ひょんな縁から、わずかな間だけですがアメリカ西海岸のサンフランシスコに滞在する機会があり、今年の7月まで行っておりました。
学生時代に英語の授業をまじめに受けなかったことを何度後悔＆恥ずかしく思う経験をしたことでしょうか...

でも、どんな失敗をしても、いつも“日本人”っていうだけでその場が温かい目で見守ってくれる雰囲気になり、助けられ、日本人であることに感謝もしましたし、また日本人としての行動にも責任を感じました。

さて、海外での失敗というのでしょうか?　一つお話ししますと...

サンフランシスコ滞在中の私のお気に入りのスーパーマーケットは“ホールフーズマーケット”　http://wholefoodsmarket.com　といい、、ここで食料品のお買い物をしている時が私のお気に入りの時間でした。
どんなに落ち込んでいても、どんなにしんどくても、ここに行って、素敵な食品に囲まれ、素敵なスタッフの方々にお会いすると元気になれたのです。

ですが...お魚売り場に一人だけ、どうしても苦手なスタッフのお兄さんがいたのです。誰に対してもとってもぶっきらぼうで、本当に怖いのです。お魚を買う時、いつもそのお兄さんが居ないこと、自分にお兄さんが当たらない事を祈っておりました。
...が、ある日、そのお兄さんに当たってしまいました
私の順番...。思いっきり睨まれています...私、すでにおびえていました。お魚買うの止めようかと思うくらい...でも、お魚が食べたい...で、思い切って「この魚を4匹ください」って言ったら、すごくダルそうに陳列されている魚をつかんでいきます。
でも、彼がつかんだお魚よりも、新鮮なお魚が何匹かあり、私思わずつぶやいてしまいました「そのお魚嫌だなぁ」って
ここからが大変でした...彼、目を吊り上げて私につかんだ魚を見せて言ってきます。
「何が嫌なんだこの魚」「どこが気に入らないんだ」「説明してみろ」って大きな声で...私、魚を投げられるんじゃないかって思ったくらい。
ただでさえ英語を上手に話せないのに、こんなにまくしたてられたら、どうやって説明したらいいのでしょう...(涙)
直ぐに彼の怒鳴り声を聞いた私の友人が飛んできてくれたのですが、この友人が私の代わりに何か言う前に私は一言、
「だって、このお魚、死んでるもん!!」　ん？？間違っていますか？この発言＆発想？
目の前の超怖いお兄さんも、すっ飛んで来てくれた私の友人も、周りのヒトも唖然としています。
お魚売り場の陳列されているお魚はエビや貝類を除いて、基本的には死んでいるのですから。
私の友人は私に小声で言います「スーパーのお魚は死んでるよ？」
私、決して気がふれたワケではありません。ちょっと英語での説明が十分でなかっただけですよね？？
皆さんもお魚を選ぶとき、先ずお魚の目を見て、お腹や背中やヒレの色やツヤ、ハリを見ますよね？
で、日本人は「この魚、目が活きてる/死んでる」って言いますよね？？？　私のとっさの発言はここから来ており、彼らには理解されず、目の前の怖いお兄ちゃんは怒りを忘れたのか、私の友人に「この子、大丈夫？」って助けの目を向けていました...
私の友人は日本人ではありませんが、私の魚の選び方を知っているので、我に返り、怖いお兄さんに説明してくれました。
「この子、日本人で日本は魚にうるさく、普通の一般人ですら、魚に対してはプロ並みの目利きをもっている。なんせ、寿司の国、日本だから」
...なんだか変な説明...でも、怖いお兄さんも「あ～日本人」「わかった。自分で選びなさい。どれがいい？」って態度豹変。
しかも、私が選んだ魚を、裏も表も丁寧に見せてくれるんです。
そして、何よりも、次から私を見かけると、遠くからでも笑って手を振ってくるんです。逆になんだか怖いですあれだけぶっきらぼうなヒトが真っ白な歯を見せて笑いかけてくると。

12月中頃から、また少し所用でサンフランシスコに行ってまいります。お魚売り場のお兄さん覚えてくれているかな私のこと？

ではでは、随分と長くなってしまいましたが、今日はこの辺で...